2008年3月28日金曜日

マディソン郡の心

3人の人間が集まった。
「右上に隙がある奴」という看板を持った鷲鼻の男がリーダーのようだ。
しきりに窓の外を気にしている初老の男はプレゼントらしき物を手に持っている。歯並びはかなり良さそうだ。
そしてその二人を不思議そうに見つめている女は、体育座りをしながら今後の展開の事を想像し心躍らせているようだ。

3人に共通項は見当たらない。いや見当たらないというのは誤りだ。私は目が見えない。だから見当たらないのではなく見えないのだ。
生きたいのではなく死にたいのだ。